東京/横浜アルキテクト ー(23)ー

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    迎賓館 赤坂離宮  ー1       時をこえる リビングジュエル

 

今回は迎賓館赤坂離宮を紹介します。

迎賓館では年に一度、国賓・公賓の少ない今の時期に、建物の1部が一般公開されています。(先行予約制ですが)

四ッ谷駅から外堀どうり越しに見える宮殿のような建物が迎賓館ですね。

 

迎賓館は、かつて紀州徳川家の江戸中屋敷があった広大な敷地の一部に、明治42年(1909)に東宮御所(皇太子のお住まい)として建設されたものです。

建物の構造は鉄骨補強煉瓦造地下1階・地上2階で、建物の規模は、延べ床面積4653坪・東西125M・南北89M・高さ23Mです。

外壁は花崗岩で厚く覆われ、壁厚は厚いところで1.88Mもあり、関東大震災でもびくともしなかったそうです。

 

設計の総指揮をとったのは片山東熊。J.コンドルの直弟子で、東京駅の辰野金吾の同期生です。西洋の宮殿に遜色のない立派な宮殿を建設することは、当時の建築技術のレベルでは極めて困難なことでした。

片山はバロック様式の代表であるフランスのベルサイユ宮殿・ルーブル宮殿を模範に、イギリスのバッキンガム宮殿なども参考にして設計したそうです。鳥の翼のように左右に張り出て湾曲した正面の外観はウイーンの新王宮にもよく似ています。

 

 

geihinnkan.jpg欧米の建築技術・建築美の粋を集めて建設された迎賓館は、日本唯一のネオ・バロック様式の宮殿建築であり、明治期の日本の洋式建築の集大成と呼べるものです。

迎賓館の中に入って頭に浮かんだのはリビングジュエルという言葉。 まさに時空をこえて生き続ける宝石のような建物です。

 

 

 

 

 

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現在の日本の社会では、「建築=建設業」という短絡的で視野の狭い見方が強く、建築の世界が長い歴史の中で培ってきた、本来の豊かな可能性に接する機会はこれまで意外と少なかったように思います。 そこで、東京・横浜アルキテクトと題して日本の近代建築の足跡をたどりながら、「人間の生活の器」として建築が社会に対して果たすべき使命を考察します。

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