東京/横浜アルキテクト ー(21)ー

 

明治生命館1W500.jpg

 

       丸の内のクラシック建築をあじわう

 

      明治生命館 ー3   明治生命館をつくった人々

 

明治生命館の建物概要・規模は、鉄骨鉄筋構造地下2階・地上8階建・延べ面積31.762?・軒高約31M(100尺)で、外装の石材には岡山県北木島産の花崗岩が使われています。

 

建築顧問は現東京大学建築学部1期生でJ.コンドルの弟子として三菱赤煉瓦街の建設に携わった曾根達蔵。

意匠設計は古典主義様式に精通し、「洋式建築の名手」と称された現東京芸大の岡田信一郎。後に、歌舞伎座・ニコライ堂などの改修工事を手がけたことでも有名ですね。

そして、後に東京タワーの設計を手がける内藤多仲が構造設計を担当するなど、明治生命館の建設には当時の建設界を代表する人々が多数関っています。

 

明治生命館の場所は、当時赤煉瓦の三菱2号館が建っていました。J.コンドルとともにその建設に携わった曾根は、当初2号館の解体に難色を示していたそうですが、岡田の強い進言によって現在の大規模な計画を受け入れたようです。

岡田もまたJ.コンドルの墓参りをして三菱2号館の解体の報告をした上で、設計に着手したそうです。しかし、岡田は着工後間もなく、急な病に倒れ急逝します。そして弟の岡田旋五郎が兄の意思を引き継いで明治生命館を完成に導きました。いろんなドラマがあったんですね。

 

 

d0147406_235543100.jpg   左側のドーム屋根がある建物が三菱2号館。明治生命館の建設により、三菱の赤煉瓦街の中で最も早く解体される運命をたどることとなりました。    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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現在の日本の社会では、「建築=建設業」という短絡的で視野の狭い見方が強く、建築の世界が長い歴史の中で培ってきた、本来の豊かな可能性に接する機会はこれまで意外と少なかったように思います。 そこで、東京・横浜アルキテクトと題して日本の近代建築の足跡をたどりながら、「人間の生活の器」として建築が社会に対して果たすべき使命を考察します。

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