東京/横浜アルキテクト ー(20)ー

明治生命館1W500.jpg

 

   丸の内のクラシック建築をあじわう

 

   明治生命館 - 2

今回は明治生命館の内部空間を観てみましょう。

内観も外観同様に古典主義の意匠で構成されていて、荘厳な雰囲気が漂います。

特に現在も営業室として使われている吹き抜けの大空間は、見る者を圧倒する存在感があり、空間の構成力と技術力の高さにはただただ驚かされます。また各所にディティールへのこだわりを感じさせる装飾が施されていて、「エッグ&ダーツ」・「ビーズ&リール」・「スクロール」・丸い花型の「ロゼッタ」といったギリシャ・ローマ建築から脈々と受け継がれてきた華麗な彫刻のデザインを観ると、巷でよく見かける単なるデコレーションとは違い、人間の悠久の歴史と叡智を感じさせます。もちろん明治生命館だけではなく、世界中の古典主義建築にも同じデザインが使われているわけで、これは理屈ではなく人類の暗黙の約束事なんですね。

 

明治生命館に漂う厳かな雰囲気は、なかなか言葉では伝えきれません。土曜・日曜に一般公開されていますので、興味のある人は一度足を運んでみてください。きっとロマンを感じさせてくれますよ。

 

 

 

明治生命館内観.jpg吹き抜けを取り囲む廊下の様子。イタリア産ポティチーノクラシコなどの大理石が なんともいえない雰囲気をかもしだしていますね。

柱や壁に施されているのが、ギリシャ・ローマから受け継がれているデザイン。

 

 

 

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現在の日本の社会では、「建築=建設業」という短絡的で視野の狭い見方が強く、建築の世界が長い歴史の中で培ってきた、本来の豊かな可能性に接する機会はこれまで意外と少なかったように思います。 そこで、東京・横浜アルキテクトと題して日本の近代建築の足跡をたどりながら、「人間の生活の器」として建築が社会に対して果たすべき使命を考察します。

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